そもそもベンチャー企業って?

ベンチャー企業とは、特にITの業界でスタートアップなどとも呼ばれ主に少人数で新しい技術やアイディアを元に市場に参入する企業のことを指す言葉です。ITの分野は製造業などと違い設備投資などの初期投資が比較的少なく済むことから新しく企業を立ち上げやすく、ITブームの頃にblogなどの言葉と共にその存在が広く知られるようになりました。

ベンチャー企業が行う事業はその企業ごとに異なりますが、ITの業界は技術の変化が速いため他の企業よりも最新のテクノロジーを積極的に取り入れ差別化を狙ったり、少人数であることを活かしてニッチな産業に自らの技術力を活かして参入し生き残りを図るケースが多く見られます。

ベンチャー企業を立ち上げる際には創業メンバーは資金を出資しあい共同経営者となる場合が多く、それぞれが経営者の一人として企業に関わることになるため企業が成長すれば、持ち株による高額な配当や株価の上昇によって大きな資産を築くケースがあります。また、創業メンバーでなくとも初期に入社した社員であればストックオプションなどの制度により、参加した時期や契約によって企業の株を譲り受けることもあり、その場合には創業メンバーと共に企業の経営者として資産を築くことができます。

IT業界におけるベンチャー企業は、企業を成長させていく必要がある上に技術革新の激しい業界の中でさらにその先頭を走っていかなければならないため、新しいアイディアを持ちそれを実現出来る人材が求められる傾向が強く見られます。加えて少人数で効率的に企業を運営していかなければならないことが多いため、多様なスキルを発揮出来ることが必要とされるようです。